Ignite 2018での発表の中でMicrosoft Learnというのがありました。
一言でいうとオンライン学習サイトです。現在は主にAzure、Power AppsやPower BI、Microsoft Flow、Dynamics 365などを対象に学べるようになっています。
特徴としてはよくある学習するとポイントがもらえてアチーブがあったり、学習状況の把握やロールに沿ってラーニングパスが用意されてたりといったところなのですが、これまでと異なりサンドボックス環境が用意されているので学習しながら手を動かすことができます。しかも何の契約や課金もなしで!
今現在は1単元的な感じで小さいトピックでまとまったモジュールと、認定資格取得やロールにそったラーニングパス(いくつかのモジュールがまとまったもの)などが公開されています。
KubernetesなどのコンテナーやPyTorchといった機械学習などにフォーカスしたものもあるので比較的最近の流れにも沿ってそうです。
先にも書きましたがこの手の学習はやはり手を動かして実際に試すのが良いのですが、これまでだと例えばAzureならサブスクリプションの契約をしたり、あるいは課金が発生したり、またTryシリーズなど無料お試しができたとしても個別に自分で用意する必要がありました。
Microsoft Learnだとそのあたりが組み込みで用意されているので学習しながら環境を気にせず、ブラウザ1つ同じ画面で実際に試しながら学ぶことができるようになっています。
例えばAzure Container Registryを学ぶモジュールだと最初にサンドボックスをアクティブにします。
サンドボックスが有効になると、Cloud Shellが起動してAzureを触れるようになります。
あとは手順に従ってコマンドを実行したりしていくだけです。エミュレートじゃなく本当に実行しているのがミソ。実際にアクセスできるVMを作ったりするとちゃんとアクセスできるので効果がわかりやすいですね。
(Power Appsの学習などはまたちょっと違う感じですが)
まだまだ足らないモジュールも多いと思いますが、日本語も変な感じじゃないし何よりこのサイトだけ伝えておけば学習できるというのがいいですね。(ハンズオン環境を用意したりするのが大変というあるあるを回避できますね)
今後にも期待です。